バンコクの不動産事情と探し方

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最終更新日 2024年10月24日

⒈バンコクの不動産物件の特徴

タイには日本企業がたくさん進出していて、タイに在住する日本人の数も多くなっています。

国外にいる日本人の数は、アメリカや中国、オーストラリアに次いでタイが4番目に多く、そのほとんどが便利で住みやすい首都のバンコクにいるので、バンコクには日本の不動産業者がたくさんあります。

タイの賃貸物件には、アパートとコンドミニアム、サービスアパートの3種類あり、アパートは日本のアパートやマンションと同じような集合住宅です。

日本ではアパートといわれるところはワンオーナーがほとんどですが、マンションになると個人が所有する部屋を貸すという場合が多いところ、タイでは日本のマンションのようなところもワンオーナーのところが多いので、庭がきれい、個性的な設備があるなどオーナーのこだわりが強く出ているところが特徴的です。

またアパートには常駐するスタッフがいるので、トラブル発生時なども気軽に聞くことができ対応も素早いというメリットがあります。

古い物件が多いというデメリットがありますが、それは、小さい子供が汚してはいけないなどという不安を軽減するというメリットにもつながります。

 

⒉サービスアパートの内容

コンドミニアムは、日本でいう分譲マンションで、個人が所有する部屋を賃貸にしているものです。

オーナーは投資向けに購入するので、駅に近くて便利なところにある場合が多く、築年数も浅めというところが特徴的です。

アパートと違い、各部屋でオーナーが違うので、同じ建物でも家賃設定や設備が異なる場合がありますが、部屋によって個性があり、プールやフィットネスジムを完備する高級物件もあります。

サービスアパートはホテルのようなサービスを受けることができるアパートで、セキュリティもしっかりしていて、基本的に室内の掃除やリネン交換などをするメイドサービスがついています。

衣服のクリーニングサービスがついていたり、レストランやカフェがついた建物もあります。

ただ、サービスが受けられる分賃料は高めに設定されていることや、メイドに慣れていない日本人には慣れるまで生活がしにくいと感じることもあるという点がデメリットとも言えます。

バンコクの単身者はほとんどの人が1LDKを利用していて、日本と比較しても広々とした部屋になりますが、収納スペースが少ないけれどお風呂場が一人には大きすぎるほどの広さになるなど日本の生活とは少し異なった印象を受ける部屋が多いです。

しかし広々とした部屋なら家族が遊びに来てもゆったりと過ごせるというメリットもあります。

ファミリーで住む場合は、2LDK以上の部屋で住むことが多く、約100平方m前後の部屋で、3LDKになると200平方mもにもなる広い部屋に住むことができます。

mバスルームも寝室の数だけあったり、メイドの部屋までついているところもあります。

それでも広い部屋だと子どもたちが家でも十分のびのびと遊ぶことができます。

 

⒊日本人にとって魅力的なバンコクの物件

また、タイの物件と日本の物件の違う点は、外国人向けに高級物件が用意されている場合が多いことと、家電や家具が完備されていることがほとんどということです。

トイレは水洗の洋式トイレで、トイレットペーパーを流しても大丈夫な物件が増えてきていて、ウォシュレットつきのトイレも多くなっているので、日本人でも安心して使うことができます。

 タイで住むことになれば、住む家を探さなければいけませんが、日本人が多く在住するバンコクには日本人が営業する日本人向けの不動産業者がたくさんあり、日本で物件を探すようにインターネットでも物件探しができる のです。

駅や買い物施設からどれくらいの距離化ということは生活をしていくうえで重要ですが、そのような情報もインターネットで知ることができます。

インターネットで良い物件が見つかれば、担当する不動産業者に連絡をして内見をしてもらいます。

タイの物件は広々としていて、設備も良いのですが不具合も多くあらわれることがあります。

そのため内見時には水圧や排水状況は大丈夫かということや、日本以上に暑いので西日の当たり具合はどうかということ、夜のネオン街の騒音や治安の状況、雨季の時の道路の水はけ具合などをチェックすることが大切です。

このようなことも日本人が経営するバンコクの不動産業者なら、事前にチェックがされていることが多いので、日本人業者に依頼をする方が安心です。

内見した家が気に入って契約をするときですが、タイの不動産業者では契約書はタイ語か英語になりますが、日本の業者なら日本語の対応が可能です。

またタイの仲介手数料は、貸主と借主の両方から受け取る日本とは異なり、貸主からのみとなるので、基本的には借りる方には手数料がかからないという特徴があります。

敷金・礼金にあたるデポジットといわれるものは家賃の2か月分というところが多く、部屋を退去した後の補修分や家賃の滞納分などを差し引いて返金されることになります。

バンコクに引っ越すことになっても、日本の不動産業者が多くあることは、日本人にとってとても安心なことです。