最終更新日 2024年12月3日
私の父は所謂転勤族というもので、小さい頃からずっと色々なところに転々としていました。
その都度引越しをしていたので私の中では引越しと言うものは結構身近なものでしたし、別段珍しいものではありませんでした。
むしろ引越しをするということは色々なところにいけるということで、好奇心が旺盛だった小さい頃の私にとっては冒険や旅に出かけているような一大イベントということで楽しんでいたような気がします。
ただ大人になってからの引越しは楽しくないわけではないのですが、結構大変だと言う事を知りました。
私は成人してから3回ほど引越しを経験していて、中には県を超えて移動しないといけないところもあったので移動距離やら何やらで疲れた事を覚えています。
ただ小さい頃は県を越えて移動するということは珍しいことではなかったので、何も知らずに移動していた時は楽だったのだなと改めて親が大変だったのだと言う事を知ることになりました。
まず荷物をまとめるにしても何をどうまとめて梱包するのかが問題でしたし、いるものばかりではなく当然いらないものと言うのも出てくるのでそれらを分別しながら荷造りをしていると結構時間がかかりました。
しかも荷造りをしながら片付いた場所や部屋を掃除をしていかないといけないと言うところも結構大変で、どこからどのように片付けていくのかと言うところを順序だてて考えないと非常に苦労するということが分かりました。
その点については小さい頃から母がやってくれていたのでアドバイスをもらいながらやっていたのですが、逆に言えば小さい頃は全くそういう手伝いをしていなかったということだと気付きました。
常に母に任せて遊んでいた自分にも気付いたので、本当に申し訳なかったです。
ちなみにほとんどの人は業者を頼んで梱包してもらうということが多かったみたいなのですが、うちはコスト削減と下手な業者よりも作業に慣れていると言うことから全て自分たちで行っていました。
さすがに県外の場合は業者に頼んでいたのですが、県内であったり比較的近場での引っ越しに関しては自分たちでやっていました。
なのでとにかく時間がかかっていましたが、下手な業者に任せるよりも安心して作業をすることができるので特に問題はなかったと思います。
全ての荷物をまとめて広くなった部屋を見渡すと言うのも色々感慨深かったですし、ダンボールに囲まれた部屋でご飯を食べたり眠ると言うのも普段とは違った雰囲気でちょっと楽しかったです。
そして父が運転するトラックで荷物を運び出して運搬するのですが、この時も全て自分たちで行っていたので結構腰が痛くなりました。
それでも父も母も手際よく作業をしてくれましたし、兄も手伝ってくれたので1人分の荷物を運び出すと言うのはそこまで難しくはなかったです。
トラックで運んでから新しい部屋に荷物を運び入れるのもそこまで苦労はしなかったですし、むしろ模様替えをしているような気分で楽しく作業をすることができました。
ただ仕事を休んだり仕事を辞めて再就職をするまでの期間でやっていたから余裕があったようなものなので、仕事をしながらこれをすると言う人がいたときには本当に大変だっただろうなと思います。
そんな引越し作業の中で地味に面倒くさかったのが書類関連の手続きで、役所関連の場合は色々教えてもらいながらできたので気にすることはなかったのですが契約していた賃貸マンションに関連した書類や手続きが面倒くさかったです。
色々長ったらしい説明を受けないといけなかったのも面倒くさかったですし、室内のチェックをする際にも何となくですがどこでお金を徴収することができるのかを算段しているような姿勢が見えたのが残念でした。
全ての賃貸マンションでそういう待遇を受けたわけじゃないのでスムーズに手続きをすることができるところも多かったのですが、中にはそういうところもあったので油断しちゃいけないんだなという勉強ができたのは良かったです。
おかげでお金の管理や相場も知ることが出来たので、一度は自分でしっかり体験しておくことが重要なのだと思います。
ちなみに業者に頼んだ時は見積もり関連をチェックするのも相場を知らなかったのでよく分からなくて色々苦労しましたし、自分たちでしないで業者の人たちが片付けてくれていると言うのも何となく手持ち無沙汰で不安を感じていました。
もちろん楽は楽だったのですが何となく他人に触られていると言うのが嫌だと思ったので、県外での移動に使った以外は家族でやろうと思っています。
今のところに越してきてからは特に引っ越しをする予定はないのですが、まだ結婚していないので今後経験することは出てくるのだろうと思います。
その時にもしっかり自分が動いて荷造りや手続きをすることが出来ればいいなと思っているのですが、しばらく経験していないのでちゃんとできるかどうか不安なところも多いです。